クルマは資産になるか?

最終更新: 8月21日

最近、友人の子供から「僕はフェラーリが欲しいんだ」と言われました。筆者もクルマ好きですから気持ちはよく分かりますし、何より「夢があることはいいことだな」と率直に思いました。しかし、その子のお父さんは、困惑した表情です。なぜでしょうか?


理由を聞いたところ、そのお父さんは「クルマは資産ではない」という考え方があることを知っており、もっと「資産」になるものにお金を使うべきである、ということを、このタイミングで伝えようかどうしようか迷っていただけ、ということでした。


なるほど、ロバート・キヨサキ氏の書籍などでは、「クルマは資産ではなく負債だ」と表現されています。これは「資産=お金が入ってくるもの」「負債=お金が出ていくもの」という考え方に基づくものであり、確かに通常はクルマを購入すればその価値も減少しますし、日本では毎月の維持コストも相当かかりますから、「クルマは資産ではない」という考え方にも納得できます。


主要国における会計の世界では、クルマはバランスシート(貸借対照表)に資産として記載されています。会計(複式簿記)は、ゲーテが「人間の英知が産み出した最も優れたものの一つだ」と評していたという逸話が残されていますから、クルマは資産であるという考え方も正解なのではないでしょうか。

あまり知られていないことかもしれませんが、例えばフェラーリの中でも生産台数が少ない名車と呼ばれるものは、価値が倍以上になることもあります。富裕層もただの趣味ではなく、投資として保有するケースがあります。また最近では、国産の旧車と言われるスポーツカーも、海外の映画の影響で価値が上がり、中古車が新車の価格を超えるケースもあるようです。


上述のように、クルマの中には「お金が入ってくるもの」もあるのです。つまり、紛れもなく「資産」となるクルマが世の中には存在します。もし子供から「クルマが欲しい」と言われたら、皆さんはどうしますか?そのような「資産」となるクルマを勧めてあげる選択肢もあるでしょう。しかし、資産価値は目減りするかもしれませんが、クルマは使い方によっては他の付加価値を生み出してくれることもあるのです。 交通手段として使えることはもちろん、気の向くままに行きたいところに行ける、友人や恋人と特別な時間を過ごせる、そして新たな人との出会いまでも生み出してくれるかもしれません。もしお金ではない付加価値を提供してくれるのであれば、これも立派な「資産」となるのではないでしょうか。

クルマ好きからの一つの考え方として、子供に伝えて頂けたら嬉しいです。

メルマガ登録

メルマガ会員には、有料サービス申し込み時のクーポンや、最新の動画・記事公開のお知らせをお送りします。

運営会社はこちら

|