サクッと解説!デフレ編

前回記事では経済用語である「インフレ」についてご説明させて頂きました。


今回は「インフレ」と対になる「デフレ」についてご説明させて頂きますが、インフレもデフレも、どちらも安心してお金が使うことができない、とても困った状態になる可能性があるものです。


「デフレ」とは「デフレーション」の略で、色々なモノの値段が下がり続ける状態のことです。デフレになると経済活動が縮小し、不景気となります。そして不景気により更にデフレが進む悪循環(デフレ・スパイラル※と言います)が発生しやすい状態になります。


※スパイラルとは「らせん状」という意味です。








デフレになると、具体的には一体どのようなことが起きるのでしょうか?

今回も、にちぎん☆キッズ「インフレとデフレどっちもこまる」から具体例を見てみましょう。


" 1.景気がますます悪くなる

スナオくんがココロちゃんのために、1年間ためたお金で10万円の指輪を買おうとしています。ところが同じ指輪のねだんは3万円に下がっていました。100円ショップのモノも、すべて20円になっています。


デフレーションになると、同じお金でより多くのものが買えるので、スナオ君も最初は大喜びでした。


ところが、デフレーションでは、会社の売り上げがへるので、はたらく人のお給料が減ることもあります。スナオ君のお給料も下がってしまい、買い物は減らすことにしました。また、モノの値段が下がっているときは、もっと下がってから、買い物をしようという人もでてきます。モノはますます売れないので、さらにモノの値段は下がっていきます。


2.お金を借りている人は大変になる

例えば、同じ車の値段が100万円から50万円に値下がりすると、100万円で買える車が、1台から2台に増えます。

 

このようにモノの値段が下がるときは、同じ金額で買えるモノの量が増えます。つまり、モノと比べてのお金の価値が増えます。


お金の価値が増えるのは、良いことのように思えますね。でも、そのお金が借金だったら大変です。借金の金額は同じ100万円でも、車1台分ではなくて、2台分の借金を返さなければいけなくなるからです。


デフレのときには、モノの値段が下がって儲けが少なくなったり、給料が減るので、借金を返すのは大変になります。すると、お金を返せない会社が増えるので、銀行はお金を貸しにくくなります。会社がお金を借りにくくなると、さらにモノの売り買いやお金の動き(経済活動)が落ちこんでいくのです。

出典:日本銀行「インフレとデフレどっちもこまる」にちぎん☆キッズhttps://www.boj.or.jp/z/kids/matome/resume9.html(参照2020/8/23)

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日本経済は長くデフレの状態に陥っていましたが、アベノミクスによりデフレ脱却に向けて前進しているところでした。しかし、日本経済がデフレから完全に脱却する途中で、今回の新型コロナウイルスがやってきてしまいました。これからの日本経済がどのように推移していくか、専門家の間でも意見が分かれている状況です。


そのような状況だからこそ、より「経済」が身近に感じられるのではないでしょうか。もし子どもから質問があったら、その時はチャンスです。本稿を参考に、是非ご家庭で少しずつ経済の仕組みについて、子どもに教えてあげてください。少しずつの積み重ねが、きっと子どもにとって大きな財産になっていくはずです。


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