保険は家族愛

私たちの長い人生の中では、教育費や住宅取得費、老後資金など、日々の生活の中で様々なお金が必要になってきます。皆さんの中には、将来のライフプランを立てて、しっかりとお金を準備されている方もいるかと思います。


しかし、この長い人生の中では、想定外の出来事が起こる可能性もあります。病気になることもあるでしょう。事故で怪我をしたり、場合によっては命を落としてしまうこともあるかもしれません。また、最近では各地で自然被害が多数起こっており、家や車などの財産が無くなってしまうことも想定されます。


このような想定外の出来事が起こってしまった場合、貯金だけでは間に合わないほどの、まとまったお金が必要になること(=リスク)があります。ライフプランを立てる際には、このようなリスクも想定し、必要な備えをしなければならないのです。


それでは私たちは、このようなリスクに対し、どうやって備えればよいのでしょうか?










そこで考えられるのが、「保険」を利用することです。保険は、かの有名な福沢諭吉が日本に初めて紹介した際に、その著書の中で「災難請合」と表現しています。


簡単に言えば、

・みんなで小さなお金(=保険料)を出し合い、

・万が一誰かにトラブルがあれば、その中から大きなお金(=保険金)を出して、

・トラブルによる損失が生じてしまった人を助ける

という「助け合い」の仕組みです。


つまり、保険の大きな目的は、一人のトラブルをみんなで分け合い、少しのお金を捨てて、大きな災難(=リスク)から逃れようというものです。ですから、たまに勘違いをしている方がいるのですが、保険は「損をする」とか「得をする」というものではないということを覚えておいてくださいね。


現代では、保険会社がこれらのお金を管理する役割を担っています。図にすると以下のようになります。


リスクには様々な種類がありますから、その備えとなる保険にも種類があります。ここでは、大きく3つの種類に分けてご説明します。


1.生命保険

主に「生命」に関するリスクに備える保険です。死亡や長生きによる経済的なリスクに備えることができます。


2.医療保険

主に「病気や怪我」に関するリスクに備える保険です。入院代・手術代や、仕事ができなくなることにより収入が減少するリスクに備えることができます。


3.損害保険

主に「モノ」に関するリスクに備える保険です。交通事故や災害、賠償責任のリスクに備えることができます。


私たちの周りには様々なリスクが潜んでいます。そのリスクへの備えとして、保険は確実に有効な手段ですが、必要以上の保険に加入する必要はありません。私たちの生活の中で考えられるリスクに対して、適切に備えることが大切です。


保険をうまく活用することは、自分自身のみならず、私たちの大切な人をお金の面で守ることに繋がります。


「助け合い」の仕組みを使って、「保険」という形で家族愛を表しているということを、ぜひ子どもにも伝えてあげてくださいね。

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